駅伝見れない病の朝井さん
駅伝見られない病とは…作家の朝井リョウさんが言い出した病で、箱根駅伝を見てる自分はいつから箱根駅伝を走らない人生を選んだんだろうか、と自分のパラレルワールドをすごい考えるようになる。そしてその結果、嫉妬して苦しくなる。故に駅伝が見られない現象のことを指すそうです。
わっかるわー。笑
私は別に箱根駅伝みれない病ではないけれど、そうじゃなくても嫉妬して苦しくなるから触れたくないというもの、誰しもあるんじゃないかと思います。
聴いたあとは毎度毎度1週間が待ち遠しいです。
元々朝井さんファンだったけど、その朝井さんに上手い塩梅でツッコんでくれたり、うまくかわせるカトチエこと加藤千恵さんのことも大好きになりました。
今週はカトチエさん作品2点読みました。
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まずは、「ハッピー☆アイスクリーム」から。
実はこの作品以前から知ってたし読んでみたいなあと思っていながらなかなか手に取ることがなかった作品でした。
でも、もっと早く、できれば10代の頃に出会っていたかった本でした。
それでもアラサーの私でもあの頃を思い出してとても楽しめました。
瑞々しい作品たち。
短歌の方は端的にあらわしてるのに奥行があり、カトチエさんの影響でもっと短歌を知りたくなりました。
続いて「いろごと」は文字通り“色ごと”をとおして“色事”を綴った短編集です。
どの恋もちょっぴり切なく、後味として残りました。
正直恋愛小説はあまり得意じゃないんですが、カトチエさんの作品は言葉を丁寧に扱っており、気にせずドンドン読み進めることができました。
カトチエさんの他の作品も読んでみたいと思ってます。