松田青子
- 作者: 松田青子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/08/26
- メディア: 単行本
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「スタッキング可能」以来2度目の松田青子さんです。
松田青子さんの作品は頭がぐちゃぐちゃにかき乱されるから好きです。
この「ワイルドフラワーの見えない一年」も文章の可能性を最大限に広げてくれる作品です。
正直わからないなーと思う話もあるのですが、それは私の脳が追い付いてないからで、あとからじわじわじっとりいろんなことを感じさせられました。
怖い作品からふわっとした作品まで。
中でも私は「性」にふれた話(『女が死ぬ』『男性ならではの感性』)が心に残りました。
あと『ハワイ』『履歴書』『週末のはじまり』『反射』『娘が恋人と別れると』も好きです。
どの話もさまざまな言葉あそびが繰り広げられて楽しかったです。
おまけ
『この国で一番清らかな女』を読んで某伊波さんが浮かんだのは私だけじゃないと思ってる!