おそ松さんの企画術
最近まったく本を読んでないなー。最後に読んだのいつだっけなあーで読書メーター(http://bookmeter.com/u/433623)確認したら去年の夏から更新してないことが発覚!!
…いや、この間にもほそぼそと文章的なものは読んでるんですよ(言い訳)
今年も半分以上すぎたし、ここからラストスパートまで読書時間増やしていきたいです。
実はオススメしてもらった本もまだまだあるんだよなあ~
- 作者: 布川郁司
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ビジネス書としてよりは、いち「おそ松さん」ファンとして読みました。
私たちは『しろくまカフェ』の成功を受け、そんな「仮設」を立てました。
だから、松野家の6つ子たちは全員、『しろくまカフェ』に出演した声優たちが演じているのです。
「しろくまカフェ」声優と「おそ松さん」声優、かぶってるなあーと思ったら、「しろくまカフェ」のヒットがあってそれをヒントで制作されたのが「おそ松さん」だったからなのですね。
(潤さんもオーディションじゃなくオファー受けて一松役になったと言ってましたね。)
『しろくまカフェ』では派手なアニメではないので声で個性をつけることにし、人気声優を起用。
その結果、イベントや関連グッズのヒット。
それだけでなく、観たひとが感想をネットに書き込むことによって思わぬ形で広がっていった…。
私が『おそ松さん』にハマるきっかけもまさしく、ネットの評判からでした。
そういえば、潤さんがイベントでなぜ一松が自分だったのかという疑問に対して、監督が一番さらっと毒がはえそうって回答してたけど、パンダくん(『しろくまカフェ』で潤さんが演じた役)もあんな可愛い顔して、実は言ってる事が辛辣だったりするキャラだったから…そんな流れで決まったのかな。
こうしたギャグものだけでなく、いいコンテンツにはスタッフ同士の阿吽の呼吸が欠かせないと、私は考えています。
~(略)~
仕事と関係のない休憩時間に発生する普段の会話。そういったところから、企画の良し悪しを決定づける「一体感」は立ち昇ってくるのです。
アニメーション制作は共同作業で成り立っています。決して一人でテレビアニメは作れません。だから「どんなチームを作るのか」が企画においては大切です。いや、プロデューサーとしては、このスタッフィングやキャスティングが、面白いアニメを作るためのキモだと断言します。
人気声優を起用したこと。その効果は女性ファン獲得、ネットや口コミでの広がりだけではなく、現場のよい空気づくりへもつながったのではないかと思います。
6つ子声優は各々共演回数も多いし、互いが気心しれたメンバー。イベントや対談でも仲が良いのが伝わってくるし、もっと魅せられたいなあと素直に思えるのです。
「どんなチームを作るか」これはどの仕事にも通じることだと思います。
また、時代とともに何が求められているのかを感じるアンテナも必要で、それによって多様に変化していくことも大切なんだなーと思いました。
にしても放送終わって約半年たつのにいまだグッズや企画が衰えないこのコンテンツはすさまじいですね。
いやまあ、私もここにお金を落としてる一人ですけども。