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趣味のはなし。

Twitter民。140字では語りきれないことをはきだしてます。

「変身」

又吉さんの「第2図書係補佐」読みました。

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

とても素晴らしかった。私もこんな文章書きたいなあ。
これから何度もこの本を開きたいと思います。

ここで紹介されている本を読んでみたいと思い、手始めにカフカの「変身」を読みました。

変身 (新潮文庫)

変身 (新潮文庫)

そしてそのあと、もう少しカフカを知ってみようと思いカフカについて書かれた「絶望名人カフカの人生論」を読んでみました。

絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

読んでみるとなるほど「変身」の主人公ザムザとカフカ自身重なる部分が多いのだと分かりました。

働きたくないと感じてる部分や、父親をよく思ってないところとか(虫になったサムザは父親が投げたリンゴで致命傷をうけてしまうことから)。

「変身」を読んですぐは意味がわからなかったのですが、ジワジワと恐ろしく思うようになりました。
それは、虫になったことよりも両親や妹の態度の変化にです。

なにも救われることなく最後をむかえるこの話。
でも、だからこそ私はこの作品が好きだと感じるのです。


明るいとは言えないこの小説。
カフカの背景を知るとより愛おしくなりました。

ネガティブもたまには人を救うこともあるんだなあ。
そして、文学の道に走る人はやはり変わり者がおおいのだ、と実感しました。